コロナ禍で妊娠をし、BMI25の私は厳しい体重制限を課されも、
どうにかこうにか臨月までたどり着けた。
切迫流産や切迫早産、ツワリや高血圧症、糖尿病など
妊娠中に妊婦を襲うトラブルはたくさんある。
実は私が通う総合病院は個人情報ダダ漏れの環境。
先生の大声がパーテーションを亡き者にし、待合の妊婦たちへ響き渡る。
少ない口コミにもその件は書かれていたことがあったが、
2人目の妊娠ともあると母ちゃんの神経は図太くなるので、私はあまり気にしていなかった。
いやいやこんなに個人情報保護が叫ばれる世の中で、それはダメかな。
でもそのおかげで、私は妊婦たちは日々、様々な困難に襲われていることを肌で感じることができた。
GW期間中に一気に4キロ太った妊婦が、先生に激怒されて即入院に。
(家族を理由にその妊婦は抵抗し、最終的には先生と言い争っていた)
血圧が上150を超えて即入院になった人
血糖値の爆上がり、ありえないむくみ等。
個人情報が守られていたら私は知らなかった。
こんなにも妊娠生活は危険との隣合わせだということを。
どこかネットだけの体験談で、私には縁遠いものだと。
前回13キロ太ったわりには自然分娩で数値も問題なしの私には、
大変な経験をした妊婦たちを全然理解できていなかった。
その方の家族や夫であれば肌で感じたであろう大変さを、
他人である私が知ることができたのは大きな収穫である。
ギブアンドギブテイクではないけれど、私のいらん体重管理の話も
パーテーションを超えて筒抜けである。
先生『どう最近?』
私『一生懸命がんばってます』
先生『えっ?赤ちゃんが?』
私『私の体重の話です』
先生『赤ちゃんがちゃんと動いているかって話だよ』
そうですよね。必死ですみません。
ちなみに2021年3月に産科学会は、妊娠中に増える体重のガイドラインを見直した。
私は専門家ではないので説明は割愛します。気になる方はお調べください。
要は目標にしていた5キロ以内ではなく、BIM25の私は7キロ〜10キロまで増えてもよいことになってしまった。
この話は私を動揺させるには十分すぎる要素である。
突然自分に甘くなってしまいそうである(実際6キロ超えた笑)
でも人のせいにしてはいけない。低出生体重児は私からはたぶん生まれない。
美意識の高い食べないママたちに向けてのガイドライン変更だと言い聞かせ、私は私の戦いに専念したい。
本日の現場からは以上です。