アポロゆきの妊娠・出産ばなし

コロナ渦での妊娠・出産エピソード

臨月妊婦 VS むくみのはなし

BMI25妊婦の私は、産科学会のガイドライン変更(2021.3月)を無視し、

目標増加体重を5kgにしていたが現在7kgまできてしまった。

予定日まで残り19日の出来事である。

 

それまでの私は、それはそれは鬼気迫る勢いで体重管理に励んでいた。

月に1回の検診では900g以内の増加にとどめ、

食べつわりで右肩上がりの増加グラフを、微増でとどめるファインプレーを繰り返していた。

我ながら人生の中でここまで頑張って取り組んだことはないかもしれない。

それだけ必死だった。

上の子と旦那を残して管理入院したくなかった。

 

そして先週迎えた臨月

その思いと努力が一瞬で吹き飛ぶかのような事態が発生した。

むくみである。

自慢ではないが女性の大敵むくみとは無縁の人生だった。

むくむという現象が本当に感覚としてわからなかった。

もちろんお酒を飲んだ翌日に顔がむくむ程度は経験したけれど、

足首が腫れ上がるむくみ、靴下の跡が消えないむくみがこんなにも体重増加に起因するとは思わなかった。

1か月前の検診よりも1.3kg増なのだ。

ちなみにお腹の子供も先月よりプラス1,100gだったことは、

名誉にかけて全力で言い訳させてもらいたい。

 

しかし主治医の先生は違うのだ。『もう増やさないでね。』

 

 

むくみといえば妊娠高血圧症候群が疑われるが、血圧は正常。

たんぱくも糖尿も問題なし。ただただむくんでいるのだ。

思い当たることはある。

最近寝苦しいことを理由に着圧ソックスを怠った。

炭水化物を減らすためサラダを作ったが、ドレッシングや塩分がいつもより多い自覚があった。

など、普段ならそこまで問題ではないことも臨月の妊婦には大問題だったのかもしれない。

 

それから私のカリウム祭りが開催された。

キュウリ、トマト、アボカド、バナナを買いこんだ。

寝苦しい夜に着圧ソックスもはいた。むくみと、こむら返り防止だ。

話は変わるが着圧ソックス脱ぐときに多大なパワーが必要で、

私はこれによって足がつる本末転倒ぶりに悩まされている。

 

カリウムとカテゴライズされるものは片っ端から試した。

本日のお弁当の白米スペースに敷き詰めたのは、キュウリとトマト。

相席した同僚からは『すずむし弁当』と命名された。

なんとでも言いたまえ、私は必死なのだ。

ちなみに最終勤務は来週である。事務職ゆえギリギリまで働いた。

 

 

減らなくてもいい。せめて増えないでほしいのだ。

今までの努力がパーである。

明日は毎週になった検診の日。増えている気しかしない。

今晩と明日の朝の過ごし方にすべてがかかっている。

 

前回も書いたが、妊娠中のトラブルはつきない。

世の中の妊婦たちに最敬礼である。びしっ!

妊娠中のトラブルのはなし

コロナ禍で妊娠をし、BMI25の私は厳しい体重制限を課されも、

どうにかこうにか臨月までたどり着けた。

 

切迫流産や切迫早産、ツワリや高血圧症、糖尿病など

妊娠中に妊婦を襲うトラブルはたくさんある。

 

実は私が通う総合病院は個人情報ダダ漏れの環境。

先生の大声がパーテーションを亡き者にし、待合の妊婦たちへ響き渡る。

少ない口コミにもその件は書かれていたことがあったが、

2人目の妊娠ともあると母ちゃんの神経は図太くなるので、私はあまり気にしていなかった。

いやいやこんなに個人情報保護が叫ばれる世の中で、それはダメかな。

 

でもそのおかげで、私は妊婦たちは日々、様々な困難に襲われていることを肌で感じることができた。

 

GW期間中に一気に4キロ太った妊婦が、先生に激怒されて即入院に。

(家族を理由にその妊婦は抵抗し、最終的には先生と言い争っていた)

血圧が上150を超えて即入院になった人

血糖値の爆上がり、ありえないむくみ等。

 

個人情報が守られていたら私は知らなかった。

こんなにも妊娠生活は危険との隣合わせだということを。

どこかネットだけの体験談で、私には縁遠いものだと。

 

前回13キロ太ったわりには自然分娩で数値も問題なしの私には、

大変な経験をした妊婦たちを全然理解できていなかった。

 

その方の家族や夫であれば肌で感じたであろう大変さを、

他人である私が知ることができたのは大きな収穫である。

 

ギブアンドギブテイクではないけれど、私のいらん体重管理の話も

パーテーションを超えて筒抜けである。

先生『どう最近?』

私『一生懸命がんばってます』

先生『えっ?赤ちゃんが?』

私『私の体重の話です』

先生『赤ちゃんがちゃんと動いているかって話だよ』

 

そうですよね。必死ですみません。

ちなみに2021年3月に産科学会は、妊娠中に増える体重のガイドラインを見直した。

私は専門家ではないので説明は割愛します。気になる方はお調べください。

 

要は目標にしていた5キロ以内ではなく、BIM25の私は7キロ〜10キロまで増えてもよいことになってしまった。

 

この話は私を動揺させるには十分すぎる要素である。

 

突然自分に甘くなってしまいそうである(実際6キロ超えた笑)

でも人のせいにしてはいけない。低出生体重児は私からはたぶん生まれない。

美意識の高い食べないママたちに向けてのガイドライン変更だと言い聞かせ、私は私の戦いに専念したい。

 

本日の現場からは以上です。

 

コロナ渦で臨月になりましたよっと

とうとう臨月になってしまいました。

 

お腹が重い、、、歩くたびに下にさがってくる気がする(それはマズイ)

 

前回の妊娠でトータル13キロ太ったポンコツの私は、

太りすぎた場合、入院をちらつかせる主治医の先生の厳しい指導にビビり、

今回まだ6キロ増あたりでとどめている。

 

もう自分をほめちぎってあげたい。

でもまだ油断は禁物である。臨月は息をしているだけで太るのだ。

 

いやそれは嘘で食べているから太るのだけれど。あと運動不足。

 

 

食べたい意欲と太れない恐怖で訳の分からない緊張感が続いている。

 

ここまでの勝因としてコロナ渦で外食がめっきり減ったのも良かった点である。

 

そして3歳の上の子との外食はとても大変なので、家で食べたほうが楽だという心理も働き、家庭での食事が本当に増えた気がする。

 

これが前回の妊娠時とはあきらかに違う点である。

 

夫と2人きりのときは、『これが最後の外食』が何回あったことか。

『2人分食べろ』の言葉を断れず、何度食べてしまったことか。

 

欲望のままに太った前回の妊娠時とは違う、知識も経験も意思も。

 

母乳育児で増えた13キロが自然と痩せると信じていた自分を殴ってやりたい。

 

増えた13キロは2年半かかって戻した。かかりすぎである。

 

そして戻したとたんの2人目妊娠。ジェットコースターのようである。

 

私はこの増えた6キロを絶対にマイナスにしてやりたい。

 

 

もちろん、子供が健康に生まれることが1番。

しかしBMI25の母はもともとの脂肪分だけで子供は十分大きくなるのだ。

 

つまり1キロも太らなくても理論上は大丈夫なのである。

 

でもそれはやっぱり無理でひそかに目標にしていた5キロも超えてしまった。

 

いろいろ言い訳はあるが、ここまできたらもう痩せることは無理なので、

せめて7キロ以内で出産までこぎつけたい。

 

来週からは毎週検診がある=体重のごまかしがきかない

 

こどもの発育を見守りながら私は私の戦いに専念したい。(キリッ)

 

つづく

BMI25の私がコロナ真っ只中で妊娠そして体重管理のキロク

こんにちは。2021年5月現在、妊娠9か月のアポロゆきです。

私は2人目のこどもをコロナ渦真っ只中の2020年11月に授かり、そこから出産までの記録を残そうと思いました。


未曾有の大災害であるコロナウィルス。

老若男女問わず、世界中が未知のウィルスと闘う日々。そんな中、授かることができた小さな命。


このある意味貴重な経験が、誰かの役に立てばと思い発信します。

さて、

妊娠が判明した2020年11月初旬、兄弟ができる喜びも束の間、1人目の時と同じく食べつわりで気持ち悪い日々。

コロナ渦での妊娠をそこまで大変には考えておらず、喜びと気持ち悪さでいっぱいいっぱいでした。


ちなみに今回の食べつわりはグレープフルーツジュースや、梅干しがお気に入りの模様。

前回はトマトと酢飯という、やはり定説通りすっぱいものに惹かれる日々でした。


前回1人目出産までに13kg太った私は、体重を戻すのに2年半かかった苦い経験があります。

今回は絶対に太りすぎないぞ!と心に決め、前回産んだ個人病院ではなく、体重管理に厳しい総合病院を結果的に選んだのでした。(知らずに)


妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、むくみも出ず、出産1週間前まで元気に働いていました。

ギリギリまで働いた理由は、里帰りしないので家で1人じっとしていると太りそうということと、後任がなかなか見つからなかったからです。

でも13kgも太ったわりには通常分娩をすることができたので、今回も大丈夫だろうと楽観的でした。


しかしBMIは25と肥満の入り口に立つ私に、主治医から告げられたのは厳しい体重制限でした。


『お母さん。出産までもう1kgも太らなくていいからね』


無~理~


それはさすがに無理です先生。


すでに妊娠12週で2.5㎏増えた私には厳しいお言葉でした。

フォローに入った助産師曰く、総合病院は最後の砦。

太りすぎたり、喫煙や飲酒、高血圧など様々な理由で命の危険がある妊婦を日々診ているので、必然的に先生は厳しくなるのだと。


ごもっともでございます。先生はイジワルで言っているわけではないのです。


最後に助産師は神妙な顔つきで、

『あまりに太りすぎた場合、強制的に入院もありえます。上にお子さんがいようとも入院しますので気を付けてね』と。


これは緊張感漂うマタニティライフになると確信しました。


それから私の体重管理物語が始まるのです。

つづく